レポート
【開催レポート】世田谷で何かに夢中になる学生の「好き」が集う!「ガヤノバ ~ 自分の未来をひらく、一歩目のマルシェ ~」
2025年3月22日(土)に下北沢にあるSHIMOLAB.にて、学生によるマルシェ「ガヤノバ」を開催しました!学生それぞれが「好き」を発信し、つながり、未来へと広がっていくための第一歩となるマルシェ。当日の様子をレポートします!
「ガヤノバ」とは?
「世田谷」×「イノベーション(Innovation)」のきっかけとなる場になってほしいという思いが込められています。
このマルシェで出店・企画しているのは、世田谷で生まれ育った学生たち。キャリアの起点やきっかけを、ゆかりある世田谷に生み出すことで、世田谷という地域とのつながりや愛着を深めます。
そして、今後キャリアを描いていく中で「世田谷で挑戦する」という選択肢につながる未来をつくるためのイベントです。
会場は、2025年1月にオープンしたばかりの「SHIMOLAB.」。4社共同の“つながる”スペース。新しい“下北実験”を仕掛けていく舞台になっています。
出店者と当日の様子
オリジナルグッズ販売(武蔵野美術大学 中村栞奈さん)
子ども心を忘れないように自分にしか描けない絵を模索する中村さん。自分の直感を大切に、なぜこの色味が好きなのかなどを考えながら「自分の好き」を絵に込めています。まちづくりなど、様々なことに興味を持って取り組んでおり、将来は仕事をしながら、個展や自分の絵のグッズを販売したいという思いを持っています。
中村さんのInstagram▶https://www.instagram.com/nanka.kanna_aka
今回のマルシェでは自身の絵をモチーフにしたレターセットやシール、自作のハンドバッグを販売しました。
中でも特に人気を集めていたのが、「ニワトリオ」のステッカー。タイトルを聞いたお客さんたちからは思わず笑い声がこぼれ、その瞬間から作品に対する愛着が一気に高まったようでした。そんな作品を通して、どこかゆるくて、くすっと笑えるような中村さんのユニークなセンスが伝わってきました。
オリジナルグッズ販売・映像作品展示(多摩美術大学 三上めるもさん)
すでにデザイナーとして活動し、イラストから映像制作まで幅広く手がけており、「子供も楽しめるような作品を」という思いを込めて作品を制作しています。「『みんなのうた』のアニメーションを担当すること」を将来の夢に掲げて、活躍の幅を広げています。
OFFICIAL WEBSITE▶https://melmo48.wixsite.com/official?fbclid=PAZXh0bgNhZW0CMTEAAabkPtUvlvpYxTmOeLDHRu07wfEJ68R3a2QjrSUT11TmuMqWivd2bpBET9U_aem_rwUb95KQrNk3t2abbRUR3w
そんな自身の世界観を表現したミニオブジェとステッカーの販売、映像の展示を実施しました。独創的な色使いとタッチで唯一無二の世界観をつくり出す三上さん。ガヤノバではリアルなきのこやカラフルで個性豊かな作品が集結しました。
横で流れている、イラストと手作りオブジェを融合した映像と相まって、その空間には彩り豊かでポップな世界が広がっていました。そんな三上さんワールドに引き込まれて、多くの方が声を掛けていらっしゃる様子が印象的でした。
ハンドメイドを手軽に体験!オリジナル雑貨づくり(大学3年生 美礼さん、大学生1年生 冨田さん)
幼いころからハンドメイドが大好きな2人がタッグを組んでワークショップを開催。「ものづくりの楽しさを気軽に体験してほしい」という思いから、手軽に体験できる3つのワークショップを実施しました。
【ワークショップ内容】
・毛糸で編むコースター
・リボンで作るバラ
・くるみボタン
100円ショップから毛糸がなくなるほどの編み物ブームが到来している一方で、編み物にはコツや練習が必要。そんな中、土台を使うことで誰でも簡単に編み物を作ることができます。
また、自分だけのオリジナルな色やデザインで、自分好みに選び取るワクワク感を味わえるバラ作りやくるみボタン作りをみなさんに体験してもらいました。
まずはたくさんの材料の中から、どんな毛糸や布を使おうか迷う姿が。そんな時間も楽しみの一つです。参加者は、集中して黙々と手を動かしていたり、時にはお互いに会話を交えながら和気あいあいと作業を進めていたり…。それぞれがものづくりを楽しむ空間となっていました。
無事に作品が完成すると、参加者の皆さんは喜びの表情を浮かべており、イベント後には、「また作ってみたい!」という声もいただきました。ものづくりに没頭しながら「好き」を形にする楽しさを、みなさんに実感していただけたのではないでしょうか。
五感でつながる木のスポーツ体験ブース(高校生 豊田英杜さん)
豊田さんは高校に入学後、複数のベンチャー企業での業務を経験。現在は複数のスタートアップのCxOとして事業経営に携わっています。また、2024年7月からは「森林界隈」というプロジェクトを立ち上げ、森林のリブランディング事業の展開に取り組んでいます。
森林界隈 Instagram▶https://www.instagram.com/shinrin_kaiwai/
今回は、木製の道具を使ったスポーツである「モルック」体験や、「Z世代が考える森の未来」やモルックのルール、歴史、ウッドスポーツと森林の関係などに関する紹介の展示を実施しました。
モルックは、シンプルなルールで幅広い年齢層が楽しめるだけでなく、スポーツを通じて木に触れることで木材の魅力や森とのつながりを自然に感じてもらえる点が大きな特徴です。
作品展示(日本大学芸術学部 沢尾結さん)
沢尾さんは「自分が好きなこと=空間を扱うこと/つくること」を仕事にするため、学びや経験の幅を広げています。
沢尾さんのInstagram▶https://www.instagram.com/yuh_sawao
今回のイベントでは映像と空間にまつわる作品を展示しました。初めて展示する作品も含まれており、沢尾さんが扱う/つくる空間の“いま”と、これからさらに広がる世界観に触れることができる機会となりました。
日常の一瞬を切り取った映像の美しさに加え、「かけがえのなさ」や「儚さ」といったテーマが織り交ぜられたストーリーに、自然と引き込まれます。さらに、映像の横に設置されたヘッドフォンが、物語への没入感を一層高める工夫に。ブースの一角には、穏やかで、時に切なく、心に残る余韻を与えるような雰囲気が漂っていました。
コラボスイーツ販売(スイカシャック)
SETAGAYA PORTの学生チーム「YOUTH」と旬なお菓子を届ける「スイカシャック」との特別コラボ販売を実施!
日頃、美味しいスイーツを求めてカフェ巡りを楽しんでいる学生が今回初めてメニュー企画に挑戦。「こんなお菓子が美味しそうだな」「みんなに食べてもらいやすいかな」といった視点で皆さんに喜んでもらえるメニューを考え、スイカシャックさんに実現していただきました。
【コラボメニュー】
・リンゴタルト
・金柑とアールグレイの米粉パウンドケーキ
・ふわとろ王道プリン
スイカシャック Instargam▶https://www.instagram.com/suikashack/
当日はコラボメニューだけでなく、普段販売されているスイカシャックさんのクッキーやフィナンシェなどの焼き菓子もたくさん並び、一気にマルシェらしい賑やかな雰囲気になりました!
豊富なラインナップとそれぞれ魅力的なフレーバーで、どの商品にも心を惹かれ、みなさん迷いながら選んでいました。
薄切りに重ねられたりんごがとてもジューシーなりんごタルト、
金柑の爽やかさとアールグレイの芳醇な香りが堪能できるしっとり生地のパウンドケーキ、程よい甘さとしっかりとした食感、そして上に生クリームが乗った贅沢なプリン⋯。考案した学生もお客さんも大満足するおいしさでした!
展示やワークショップでじっくり楽しんだ後のおやつタイムや、家族や出先への手土産としてなど、さまざまなシーンで手に取られる様子が見られました。
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また、今回のイベントで学生の今後の仕事につながりそうな出会いがあったり、お客さんとの会話の中でお互いに新たな気づきやつながりが生まれたりもしていました。出店者の学生からは「生まれ育った世田谷という街でのイベントに参加できたこと自体、良い経験になった」との声もありました。
対面でコミュニケーションを取りながら楽しめるマルシェだからこそ、出店者の思いを聞きながら理解を深め、それが未来へのつながりを生み出す場となりました。
created by 中村栞奈
SETAGAYA PORTに参加している区内在住・在学の学生が中心となり活動する場である「SETAGAYA PORT YOUTH」ではこれからも様々な取り組みを実施予定です!
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ご来場いただいたみなさま、出店者のみなさま、ありがとうございました!
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