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メンバーストーリー

【メンバーストーリー #2】キャンドルアーティスト studio k.kさんのエシカルなものづくり
〜アップサイクル素材の循環と、小さな仕事づくり〜

SETAGAYA PORTでは、プロジェクトやイベントへの関わりを通じて、メンバーがどのように動き、つながり、変化していくのかを大切にしています。 この「コミュニティレポート」では、そうした関わりの中で生まれたメンバーの新たな挑戦や変化の兆しを、みなさんにお届けしていきます。

vol2は、キャンドルアーティストをしているstudio k.kさんのストーリーをご紹介。


  

【Profile】
studio k.kさん
キャンドルアーティスト
SETAGAYA PORTへの参画時期︰2024年8月
主な活動:Be Ethical Marketでの出店ワークショップ等

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インタビュー:studio k.kさん(キャンドルアーティスト)
Instagramはこちら


きっかけは相談

事務局︰SETAGAYA PORTとは、どうやって出会ったのですか?

キャンドルの制作を仕事として形にしていきたくて、世田谷区産業振興公社で創業相談を受けていたんです。そこでSETAGAYA PORTを紹介してもらいました。
そこからSETAGAYA PORTの事務局の方と面談(セタガヤミライカイギ)の場を設けていただき、私の取り組みや目標について話を聞いてもらいました。それが約1年前くらいですね。


事務局:そうですね。ちょうどBe Ethical Market(開催レポートはこちら)の準備が始まるタイミングでお会いして、お寺で廃棄になるろうそくを材料にをアップサイクルした商品を作られている点や、3Dプリンターを用いてオリジナルのモチーフを生み出している点が、他にはない独自性を持った商品だったので、ご出店のお誘いをさせていただきましたね。

そうです!その頃のstudio k.kは、元々、柱型のキャンドルに加えて、犬型のキャンドルの試作をしていた時期でした。
今もですが、世田谷でキャンドルづくりのワークショップがしたくて。でも全然ノウハウや繋がりがないから「情報収集や繋がりが欲しい!」と言う気持ちで、SETAGAYA PORTに参加させていただきました。
Be Ethical Market当日は、出店と簡易的なワークショップをやらせてもらいました。本当にいい機会になりました。

 

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経験を通して見えた場の空気感

事務局:Be Ethical Marketの印象的だった出来事とか何かありますか?

出店者さんが面白かったです。世田谷区を拠点に魅力的な活動をされている方がたくさんいらっしゃるじゃないですか。そんな方達とご一緒にでき、沢山刺激を受けられたのでとてもありがたかったです。
あと、会場(三軒茶屋)周辺に住まれているお客さんが、わんちゃんと散歩するついでに買っていってくれました。「うちの子に似てるから買います!」って、面白い経験でした。(笑)
地域イベントならではの空気感で、お客様とゆったり話せるし、じっくり向き合えたことも私にとって新しい経験でした。

事務局:地域ならではの出会いややりとりがあったんですね!
他に感じたことや、発見があれば教えてください。

親子でワークショップに参加してくれた方がいらっしゃって、「こういう人たちがワークショップに興味をもってくれるんだ」と客層が掴めたのと、オペレーションの練習ができたのがすごく良かったです。

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エシカルを自分ごと化するマーケットイベント「Be Ethical Market」の開催レポートはこちら


事務局︰最近大型の発注があったとお伺いしました。

そう!ありました!それも繋がり繋がりで。instagramを見た百貨店からお声掛けいただいて出展したんですよ。出展がきっかけとなって、全国展開のライフスタイルショップさんから大型の発注をいただいて。


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事務局︰えぇ、すごい。

1個1個手作りで作っているのと、新しいデザインのリクエストもあり納品できるか不安でしたが、無事完成しました。

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ワークショップ実現への模索

 

事務局:その後、SETAGAYA PORTきっかけでの発展は何かありましたか?

BARニューウェーブ世田谷で出会った方に、新しい挑戦にアクティブな仲間たちを紹介してもらい、皆さんにサポートしていただき自己主催でもキャンドルワークショップが実現しました。


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事務局:ご自身でワークショップをやってみて意外だったことや、今後継続していく中で工夫が必要だと感じたことはありますか?

キャンドルって固まるのに時間がかかってしまうので、それをどう解決するかをすごく悩んでいます。2日間に分けて、初日は流し込んで2日目は取り出してみたいな感じでやるのもいいなと思ってます。場所に関してもどんな場所が最適か悩んでいて、個人的にはカフェを間借りさせていただけたらいいなと思っています。ドリンク付きとかでぜひワークショップをしてみたくて...。

事務局︰間借りという選択肢もいいですね。1人で物件を借りるのはやはりハードルが高いですか?

ハードル高いですね。ただ、キャンドルづくりはどうしても汚してしまったりもするので、そのあたりを寛容に捉えてくれる方がいれば嬉しいですが...。もしやっていいよっていうオーナーさんいらっしゃったら、ご連絡お待ちしています。(笑)

 

お寺のろうそくで素材を再利用

 
事務局:キャンドルの素材はどのように調達されているのか詳しくお伺いしてもよろしいですか?

素材は、お寺さんに手紙を書いて、返ってくるお寺さんから余ったろうそくを送ってもらい、使用することが多いです。ですけどそんなに多くは集められていないですね。

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事務局:以前、使いかけのろうそくだとくすみが出て良いとお話しされていましたよね。お寺さんに目をつけたきっかけってあったんですか?

知り合いの陶芸作家さんに、私が型を使ってキャンドルを作ってるという話をしたら、その方の生徒さんにお寺の関係者が沢山いて。「うちの寺に余っているろうそくがあります!たくさんあるのでその人にあげてください!」と急に段ボール3箱分くらい送られてきて(笑)

事務局︰すごい!

最初はどうしよう?と思ったのですが、使ってみたら相性が良かったのがきっかけですね。私は大学時代からものづくりをしていて、その頃からSDG sだったり再利用への意識がありました。ものづくりって自分の表現だけじゃなくて、やっぱり“社会や人にとってもいいことでありたい”みたいな考えを持っていたので、ちょうどハマったっていう感じですね。
お寺さんでろうそくが余っていましたらぜひ活用させてください!

 
事務局:そういう経緯があったのは知りませんでした。

その気づきも陶芸作家の方に話したからその方向性ができたわけで、って考えると誰かと繋がることってすごい大事だなと思いますね。
元々はひとりでものづくりをするタイプだったのですが、人と繋がって、良いアイデアが生まれて、社会にアクションができる事は素晴らしいなって感じています。

 

“つくる”ことで生まれる小さな仕事

 
事務局:ほかにも、制作において大切にされていることはありますか?

誰でも作ることができる部分は重視しています。そのため、うちの商品は型さえあれば誰でも作れることが魅力だと思ってます。

実は母が持病を持っていて基本外出が難しいんですよ。働きたい気持ちがあるのに外に出られない状況って、すごく辛いなという気持ちがあって。まずは身近な母に型を送って、一部作ってもらっているんです。今のところ小さな取り組みですが、そういう方々の仕事をつくれたらいいなという展望も考えています。

事務局︰素材の循環だけではなく、雇用を生み出すことまで視野に入れてらっしゃったとは驚きました!素敵な親孝行ですね...

自分で作るだけではなく、誰かの仕事を作りたい思いがあったんですよね。母には、今回1000個作るのにも貢献してもらっていて、最初はコツを掴むまで難しくてこれはちょっとダメ!とか言いながら(笑)作ってもらった数に応じてもちろんお金も払ってます。

事務局︰今後ますます活動が広がりそうですね。

そうですね!ワークショップをやりたいという気持ちはすごく強いので、準備を進めて、近いうちにこれを自分の仕事にできたらと思っています。

 

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人との出会いをきっかけに、制作の幅を広げ、ワークショップという“場づくり”にも挑戦しているstudio k.kさん。
素材の再利用や地域とのつながり、そして誰かの小さな仕事を生み出すという想い。
地域や仲間とのつながりを大切にしながら、自身の事業を着実に形にしていく姿勢から、studio k.kさんの活動がどんなかたちで広がっていくのか、今後の展開がとても楽しみです。

今後もSETAGAYA PORTでは、メンバーの挑戦やつながりの物語を発信しながら、 世田谷で新しい出会いや活動が生まれる場を育んでいきます。

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