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レポート

【開催レポート】SETAGAYA PORT YOUTH「雑誌名刺 発信基地」制作ワークショップ


2024年7月6日(土)に、代田にあるBONUS TRACK LOUNGEでSETAGAYA PORT YOUTHのメンバーが企画・運営する「雑誌名刺」の制作ワークショップを開催しました!

「雑誌名刺」は、フォーマット化された名刺からはみ出し、“はじめまして”の出会いをより楽しむためのツール。自己探求やほかの参加者との対話を通じて、さらに自分への理解を深めながらオリジナルの雑誌名刺を作成し、実際に交換することで、人との繋がりやコラボのチャンスを広げるワークショップを開催しました。

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今回、企画や準備、運営を行なってくださったのは武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション学科のばー子さん。

ばー子さんは、身体表現者かつクリエイティブディレクターとして様々な切り口から、生活の通過点に豊かな繋がりを仕掛けています(https://linktr.ee/gobouburco)。自身の個性や活動を視覚から伝えるために考えたという雑誌名刺を、ほかの方にも作ってもらい、交流を楽しんでいただきたいという思いを踏まえ、今回SETAGAYA PORTでのワークショップを開催しました。

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今回の参加者は、会社員やフリーランスの社会人、大学生はばー子さんと同じ美大生など、年齢もバックグラウンドも異なる方々。

参加いただいた理由も、「世田谷区在住の人と交流してみたい」「雑誌やコラージュが好き」「自分についての棚卸とアピールが大変だから、そういう機会が欲しい」「コラージュで自己表現をするのが面白そう」と、人それぞれです。

まさに“はじめまして”の出会いにあふれ、雑誌名刺を活用するのにぴったりなワークショップとなりました。

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ワークショップの冒頭には、ばー子さんから自己紹介や「雑誌名刺」とはどんなものなのか、今回のワークショップ開催への想いなどをお話しいただきました。

ビジネスなどで使われている一般的な名刺の裏表だけではなかなか伝えにくい自分のことを、初対面の方へいかに伝え、コミュニケーションを取れるか。雑誌名刺と、このワークショップを通じて“はじめまして”の出会いをより楽しんでほしい、とお話しされていました。


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そして、雑誌名刺の制作を始める前に、視覚的な情報の多い雑誌名刺と、一般的な名刺でどれだけコミュニケーションに違いが出るかを体感してもらうため、名前のみを書いた名刺サイズの紙で周りの人と挨拶をしていただきました。


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続いて、探求タイムです。他の参加者と会話しながら今の自分を探り、名刺に載せる情報を整理していきます。そこで参加者の皆さんには、「今の自分を構築しているもの」をテーマにマインドマップ(※1)を作成していただきました。

名刺は今ここにいる自分を伝えるものだから、「今の自分」に焦点を当てたいとのばー子さんの思いから決められたテーマ。過去の自分や出来事を思い出しながら、今の自分を見つめなおします。

※1:マインドマップとは、自分の考えを視覚的に書き出すことによる「思考の表現方法」です。中心にテーマを記入し、そこから関連する考えやイメージ、経験を書き出し、繋げていきます。


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20分ほど経ったタイミングで、他の参加者とマインドマップを共有していただきました。相手の話を聞くことで、雑誌名刺を通じて自分が伝えたいことに気づけたり、言葉にする中で「こんなこともあったな」と思い出したり、質問を通じて考えが深まったり…。自己探求がさらに深まっている様子でした。

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そして、話し終えた人からマインドマップをブラッシュアップして仕上げ、その内容をもとに雑誌名刺の下書きを作成していきます。

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下書きが終わると、いよいよ雑誌名刺の創作タイムです!文字や写真、折り紙などをコラージュしながら、ペンやクレヨン、色鉛筆を使って自己表現をしていきます。

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使う素材は写真だけでなく、布やフェルト、ビーズ、紐、マスキングテープなどなんでもOK。

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折り紙やセロファン紙を下に貼ってからその上に写真を重ねていく人、写真をたくさん貼る人、自分の作る詩を印刷して貼り付ける人、文字を手書きで入れていく人…。各々のスタイルで雑誌名刺を作り上げていきます。

そして、できあがった原本を印刷して余分な部分を切り、雑誌の形に折って仕上げていきました。

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最後に、交換・交流タイムです!

それぞれの個性が詰まった雑誌名刺たちは、自分のものを見るのはもちろん、ほかの人のものを見るのも非常に楽しく、大盛況。自分から「名刺ください!」「ぜひ見せてください!」と声をかける方々がたくさんいらっしゃいました。


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最初に名前だけの紙で交換した時と比べて、どちらかが自己紹介を話すよりも、お互いに質問をし合っている様子が伺えました。質問によって相手のことをより深く知ることができ、時間いっぱいまで盛り上がっていました。

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今回参加いただいた皆さんからは、「過去の自分が今を作っているんだと感じた」「作る過程で自分への理解が深まった」「交換が楽しかった、集めた名刺を読むのが楽しい」「今まで、どうやって自己紹介をしたらよいかを考えたことがなかったと気付いた」「雑誌名刺の無限の可能性を感じた」といった感想をいただきました。

また、「別バージョンを作りたい」「増版してどんどん使っていきたい」「友達や家族にも配りたい」など、これからの活用について前向きな声もたくさんいただきました。

ばー子さんからも自分の思いが詰まったワークショップにたくさんの人が共感してくださり「奇跡みたいな1日だった」と喜びの声をいただいています。

今回、企画・運営をしてくださったばー子さん、参加者のみなさま、ありがとうございました!

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SETAGAYA PORT YOUTHでは、今後もトークイベントをはじめ、若者が活躍できる場を作っていきます!お楽しみに!

▼ばー子さん
https://linktr.ee/gobouburco

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公式HP:https://setagayaport.jp/